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No.01 モノクロ

『モノクロの未来 続く道
30点 そう呟いた

描いてみたい色は ここにはなくて
伸ばした手は何かを掴もうとするけど
すり抜けまたいつも通り
』


何も見えなかった。
どこまでも無色が続いていた。

とにかく仕事がハードだった会社員時代。
遅くまで働いた夜の帰り道は人の少ない真っ暗な世界で
とてもカサッとしていました。

「何の為に頑張っているんだろう」
「理想の暮らしはこんなんじゃない」
「この苦しい環境を変えられたらどれだけいいだろう」
道の途中にある、なかなか終わらない工事現場を眺め泣きながら帰る。
それが私の日常。
利他とは真逆の、会社の利益を追い求めるだけの環境は
私にとって無意識にストレスになっていました。
誰もいない道に持ち物を落としては拾ったり、
コンクリートの壁を蹴ってみたり行きどころのない気持ちをどうしたらいいかわからない毎日を繰り返していたこの頃。

『モノクロの未来』から続く冒頭には、
先の見えない不安や焦り、この景色が続いていくことへの嫌悪を込めてこの表現に辿りついています。

今思えば当時の状況が必ずしも悪いことばかりではなかったと思います。
舞台に出れば応援してくれる仲間もいたし、
寄り添ってくれる職場の理解も比較的あった。

でもその時間を生きていたその瞬間は、とにかく苦しく、
変わりたい、変わりたいと渇望していました。

だから手を伸ばして必死にもがいては、
なかなか手に入らず現実に戻るたび、
諦めるように、悟るように生きていたと思います。

『カラフルな世界 探す日々
しくじって また俯いた

叶えてみたい夢は 遠い気がして
挫けそう でもまだ諦めきれない 
夢に描いた理想のSTORY
』




苦しい毎日の中、夢はありました。
もともとミュージカルを嗜んでいて、
大きな舞台に立つためにレッスンをしていました。
でもなかなか思うようにいかず、
本当に自分は叶えられるのか自信がなかったんです。
自分も頑張っているはずなのに、同じ夢を追う人たちをみると、
何だか自分の方が劣っているような気がして、
オーディションに行く事すらできなかった事もあります。

いざ一歩踏み出してみても、
小さな失敗をする度にうつむく毎日でした。

白と黒しか無いようなつまらない私の世界と、
キラキラしてたくさんの人を笑顔にするカラフルなエンタの世界。

変わりたいのに
目の前の輝きに手を伸ばしてもすり抜けるような空虚な感覚。

小さな輝きのカケラでも掴んでしまえば変わってくるんですけどね。
それが意外と難しい。

そしてこんな日々を変えたくて作ったのが【朝顔】です。

現実と理想のギャップに悩んだ事がある人が今そこにいるなら、
悩んだ事があるのは1人じゃないと伝えたくて、1番のAメロを作りました。

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